水難事故に備えて学び 奈良YMCAスイミングスクール着衣水泳体験会
奈良YMCAスイミングスクールの着衣水泳体験会が21日、奈良市西大寺南町の同スクールで行われた。同スクールの小中学生約50人が参加し、服を着たまま泳ぐなど、水難事故防止の方法、心得を学んだ。
体験会では、スクール生が普段着のままプールに入り、背泳ぎや顔を上げたままの平泳ぎを実践。服が体にまとわりついて泳ぎにくい状態を確認した。またペットボトルを使ってあおむけに浮き、救助を待つ方法の指導なども受けた。
小学5年の東田達成君(11)、同4年の上平晋瑚君(10)、同3年の今市唯斗君(8)=いずれも奈良市=は「(これまで何度か体験して)普段着で泳ぐことにも慣れてきたけど、そうならないように気をつけたい」「海や川には流れもあるのでより注意し、子どもだけで行かないようにしたい」などと話した。
奈良YMCAは水難事故の対処法を紹介したハンドブック配布も行っており、村上一志次長は「講習などの取り組みを通して事故を減らし、命を救うことができれば」と語った。