社会
1年後の現場に立って 心に刻む重大事件の教訓 - 安倍氏銃撃1年
昨年7月、参院選の自民党候補の応援のため、奈良市で街頭演説をしていた安倍晋三元首相が銃撃され、死亡する惨劇が起きた。安倍氏の来援を取材していた記者は山上徹也被告の銃撃の瞬間を数メートル離れた取材エリアから目撃した。それから1年後の7月8日、再び取材した事件現場は様子が変わり、銃撃された場所も明確には分からなくなっていた。しかし、現場に居合わせた者として事件の教訓を忘れることなく、街頭演説の在り方の課題や社会的な孤立を生まないために何ができるか考えたい。