創立60周年の節目、奈良YMCAが奈良ワイズメンズクラブに感謝状
創立60周年を迎え、記念行事を展開してきた奈良YMCA(北林秀彦会長)の「感謝会」が2日、奈良市登大路町の奈良公園バスターミナルレクチャーホールで開かれ、奈良YMCA創立に尽力した奈良ワイズメンズクラブ(中井信一会長)への感謝状贈呈などが行われた。
関係企業や団体、スタッフら約100人が出席した会場で、奈良YMCAを代表し、上地信親総主事が「60年前のYMCA創設時、子どもたちの環境は学校が中心で、放課後のは社会活動が乏しかった。YMCAは『世界を見つめ、地域に生きる』をモットーにさまざまな青少年健全育成活動を展開。近年では不登校児や発達障がい児への支援も行っている。今後も変化の激しい時代の中で、社会の課題解決に向け、必要なプログラムを展開していく」とあいさつ。
続いて2022年度活動報告として、青少年センターやスイミング・ウエルネス、芸術文化センターなど事業ごとにスタッフが年間を通した活動内容を紹介。また60周年記念募金には192個人・35団体から計564万6595円が寄せられ、YMCA別館1階やサッカー専用グラウンドのトイレ改修などを行う予定という。
来賓として挨拶に立ったトヨタユナイテッド奈良の菊池正太郎取締役営業本部長は、「私もYMCAのサッカー会員の一人。活動を通しチームワークやリーダーシップ、思いやりを学ばせてもらった。それは今の仕事にも生きている」と感謝の言葉を述べた。