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音羽山観音寺 後藤住職の花だより - 高野槙さん編 2023年梅雨

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庫裏の前のサクラ。コウヤマキの近くで日向ぼっこ

 住職の庭、庫裏の前に大きなコウヤマキがあります。仏様の供花でも広く知られており、高野山の近隣の山々では、杉やヒノキと並んで、コウヤマキを植樹している地域もあるほどです。住職もコウヤマキをお供え花にすることがあります。

 

 

コウヤマキの枝は たくさん切ることも

 

 住職の庭の花はほとんどが鉢植え。そのためお寺を訪れても、記者は見上げることをしていませんでした。住職にコウヤマキの場所を聞いて初めて確認したのです。

 

 ちょうど6月はコウヤマキの新芽の季節。黄緑色の葉が枝の先端から伸びていました。コウヤマキはお供えの花に使われます。

 

 「(本来切るのは)今の季節(成長期)じゃないけどね。お供え花に使うから枝を切ることがあるの。少しだけ切るってことはなくて、切る時は多めに切って、お寺さんに送ることがあるのよ」

 

 コウヤマキをお供えするのは高野山に本山を持つ真言宗だけでないようです。宗派を超えて全国各地のお寺と親交のあるところに送っているのだとか。

 

 「信者の方からも依頼があって送ることがあるのよ。この前にコウヤマキを送る機会があって、送り状の商品のところに漢字で高野槙って書いたのよ。そしたらね。『ここは名前を書くところではありません』なんて配送業者に言われたの」と笑いながら話します。

 

 コウヤマキが、高野槙さん扱いになってしまいました。

 

枝を切るのも大変な大きなコウヤマキ

 

 

 

音羽山観音寺

山の中にある尼寺。桜井市南音羽

JR・近鉄桜井駅下車、桜井市コミュニティバス談山神社行、下居下車、約2km。火曜日閉門。

17日の御縁日が火曜日の時は開門、翌日閉門

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