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大淀町が不要になった楽器など「メルカリ」で販売

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フリマサイトを利用して販売する幼児向けの楽器(大淀町提供)

 奈良県大淀町は5日、インターネット上で物品を売り買いするフリーマーケットサイトの大手「メルカリ」で、町立保育所で不要になった楽器などの販売を始めた。同日、東京都港区のメルカリ本社で行われた「SDGs循環型社会推進公民連携フォーラム」にも参加。国連の世界環境デーに合わせたフォーラムで、参加団体とともに循環型社会を推進する姿勢をアピールした。

 

 メルカリの事業者向けサービスを利用し、「大淀町」としてサイト内にネットショップを開設した。県内自治体では初。今回は旧保健センターで調理実習などに使った直径30センチの大鍋3100円(現地引き取り)や保育所の木琴セット1800円(同)、タンブリン1100円(同)など12件。メルカリに支払う手数料は販売額の10%。

 

 町は今後も、状態の良い備品や粗大ごみなどを随時販売する考え。収益は「おおよどこども未来プロジェクト」に活用する。町はこれまでも町民が持ち寄る子ども用品の譲渡会などを継続的に実施しており、「リユースの仕組みを整え、未来のために取り組みたい」としている。

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