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アレルギー疾患講演会で災害時の備え助言 日常でも材料確認を

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講演する中農小児科主任部長=4日、奈良市登大路町の県バスターミナルレクチャーホール

 アレルギー疾患講演会「食物アレルギーの正しい理解と災害への備え」(奈良県主催)が4日、奈良市登大路町の県バスターミナルレクチャーホールであり、市民ら約100人が食物アレルギーへの認識を深めた。

 

 アレルギー専門医で、国保中央病院(田原本町)の中農昌子小児科主任部長が「食物アレルギーの理解と対応について〜症状と日常生活の注意点〜」、大阪府茨木市を拠点に活動する食物アレルギー患者会「LFA食物アレルギーと共に生きる会」の大森真友子代表が「食物アレルギーの災害への備え」とそれぞれ題して講演した。

 

 このうち、中農部長は食物アレルギーについて赤ちゃんは卵、牛乳、小麦粉の順番に多く、近年はナッツ類が増加していると説明。日常生活での注意点としては、アレルギー物質の表示が義務付けられている加工食品の容器包装の原材料表示をチェックすることなどを助言した。

 

 また、県内の医師や小児アレルギー患者を対象にした「災害対策におけるアレルギー用食品備蓄」についてのアンケート結果も披露し、食物アレルギー対応食品を備蓄しておくことの重要性も指摘した。

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