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奈良市議会、再び迫られる「判断」 - 新斎苑用地取得訴訟

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和解案を議案提出するという市側の対応に、市議会は全員協議会を開いて説明を求めた=26日、奈良市役所議会棟

 奈良市の市斎苑「市旅立ちの杜(もり)」の用地買収を巡る住民訴訟の高裁判決確定を受け、仲川元庸市長と元地権者に対する損害賠償請求訴訟を起こした市が、地裁の和解案受け入れについて、来月1日招集が決まった市議会の5月臨時会。市長と元地権者の支払い額は和解案では合わせて6000万円にとどまり、和解成立となれば、請求額1億1640万円との差額や、遅延損害金(26日現在2937万8814円)について市は債権放棄することになる。市議会は一昨年10月の臨時会で市長の債権放棄案を一度否決しており、再び難しい判断を迫られることになる。

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