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奈良・古社寺の花めぐり/透けるような“竜”出現 - 大神神社でギンリョウソウ見ごろ

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竜に似た姿に名前が由来するギンリョウソウ=18日、桜井市三輪の大神神社

 桜井市三輪の大神神社で、全体が透けるような白色をした不思議な植物、ギンリョウソウ(銀竜草)が見ごろを迎えている。

 

 光合成をせず樹木や菌類などから栄養を得て成長する腐生植物。高さ約10〜15㌢。名前はうろこ状の葉と頭をもたげた姿が竜に似ていることに由来する。薄暗い森の中で浮かび上がるように見えることから「ユウレイダケ」とも呼ばれる。

 

 低山の山麓で自生するのは珍しく、大神神社境内の天皇社や神宝(かんだから)神社の周辺などで見られる。同神社は「気候次第だが4月下旬ごろまでが見ごろでは」と予想する。

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