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土から顔出す春の味 4月5日「清明」

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古くから「えぐみが少なく、やわらかい」と重宝される筍の収穫が始まった=4日、木津川市内

 きょう5日は二十四節気の一つ「清明(せいめい)」。普段の生活ではあまりなじみのない言葉に思えるが、全てのものが清らかで生き生きしている、という「清浄明潔(しょうじょうめいけつ)」を略し、名付けられた。

 

 山野に春到来が実感できる今、奈良市に隣接する山城地域(京都府木津川市など)は古くから筍(たけのこ)の産地として知られている。ただ、成長が早く、すぐに竹になることから、食用として楽しめる期間は限られている。

 

 同市山城町綺田出垣外の木村浩三さん(71)方の竹林でも収穫が始まった。「3月中旬に気温が上がり適度に雨も降り、今年は豊作。独特のえぐみが無く、アク抜きも不要」という。地面が盛り上がり、穂先が顔を出す直前の筍がみずみずしく重宝されるが、素人目には探すのも大変だ。

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