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今西さん(大和郡山)ら表彰 22年度農業振興功績者

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賞状を手にする受賞者や来賓などの出席者=25日、橿原市城殿町の大和平野土地改良区

 公益財団法人農業振興会館(奥野信亮理事長)は25日、奈良県橿原市城殿町の大和平野土地改良区で、2022年度農業振興功績者表彰式を開いた。

 

 2個人と1団体が表彰され、優秀賞は今西高弘氏(54)=大和郡山市=、アイデア賞が梅田勝玄氏(72)=香芝市=、アグリツーリズム賞にあすかいちご狩りパーク=明日香村=が選ばれた。

 

 今西さんは、大和丸なすやイチジクなど大和郡山市の特産品を中心に生産。全国のイオン店舗での地場産野菜販売のきっかけづくりや学校給食への地元食材提供など、食育活動にも貢献している。

 

 梅田さんは、ため池保全のため羊を放牧し、草刈りの労力を軽減。園児、児童の環境学習で毛刈りを実演したり学校給食で発生する野菜くずを餌にして生ごみを減らすなど、持続可能な地域づくりに取り組んでいる。

 

 あすかいちご狩りパークは、イチゴ生産者の連携による観光農園事業を展開。観光需要が落ち込む冬場の誘客やイチゴのスイーツフェア開催など、地域経済にも好循環を生み出した。

 

 表彰式には来賓や関係者ら約80人が出席。奥野理事長が各受賞者に表彰状を手渡した。

 

 今西さんは「地元農産物の生産者が増えるよう、これからも関係各所とアイデアを募りながら事業展開していきたい」、梅田さんは「楽しみにしている子どもたちのために毛刈り実演などを続けていきたい」と話した。

 

 あすかいちご狩りパークを代表して出席した石田農園の石田裕彦さん(61)は「始めて20年くらいになるが、観光と結びついた取り組みとして評価いただき、ありがたい」と喜びを語った。

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