消毒など呼びかけ 新型コロナ「5類」移行へ
奈良県医師会会見「自分守る行動を」
奈良県医師会の定例会見が16日、橿原市内膳町5丁目の県医師会館で開かれた。新型コロナウイルスの感染症法上の分類が5類となるのに伴う医療提供体制の変更について、安東範明会長は「一番大事なのは重症化リスクのある人の命をどう守っていくか。医療提供体制を特に必要な人から奪うことのないよう、バランスを取りながら一番良い方向に向かっていきたい」と述べた。
県民に対しては「ウイルスがなくなるわけではないので、まずは手洗いや消毒など自分を守る行動を取ってほしい。感染した場合は医療費負担が増えて大変だと思うが、できれば医療機関を受診し、治療をしてほしい」と話した。
コロナ患者の確保病床を段階的に縮小することに伴い、国が都道府県に策定を求めている受け入れ計画については「現場の声に耳を傾け、協議し、適切な指針を示してほしい」と述べた。