奈良で第50回「日本の書展」開幕 力強く繊細 至高の書
第50回「日本の書展」(奈良新聞社・公益財団法人全国書美術振興会主催、文化庁・奈良県教育委員会・奈良市教育委員会後援、日本たばこ産業奈良支社、京都銀行協賛)が22日、奈良市登大路町の県文化会館で始まった。同館は次年度より長期の工事期間に入るため、現存の建物では最後の展示となる。26日まで。
文化功労者や日本芸術院会員ら、日本の書壇を代表する書家と県内外で活躍する作家の作品合わせて約280点を展示。
◆故今井凌雪さん愛用品も紹介
特別展「故・今井凌雪 ご愛用の文房具」では、生前に愛用した硯や筆、文鎮などの貴重な品を紹介。また、毎年好評の県内市町村長の色紙も展示している。
この日は、午前10時の開場と同時に来場者が入館した。生駒市の主婦、岡田美都子さん(75)は「先生の声かけで来場しました。躍動感や字の表現力が素晴らしく、ただただ感心しています」と話していた。
入場料は大人500円、学生(中学生以上)400円、小学生以下と70歳以上は無料。開場は午前10時から午後6時(最終日は同2時まで)。
問い合わせは、奈良新聞社「日本の書展事務局」、電話0742(32)2115。