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柔道界レジェンドが子ども指導 関西初、奈良で「野村道場」

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背負い投げのこつを直接指導する野村さん(中央後ろ)=奈良市西九条町4のコトクリエ

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 五輪3大会連続金メダリストの柔道家、野村忠宏さんがプロデュースする柔道イベント「DaiwaHouse presents 第7回野村道場」(Nextend主催、大和ハウス工業特別協賛)が19日、奈良市西九条町4丁目の大和ハウスグループみらい価値共創センター「コトクリエ」で開かれた。県内外の小中学生約120人が参加。講師の野村さんをはじめ、特別講師の五輪メダリストで元柔道男子日本代表監督の篠原信一さん、スペシャルゲストの五輪2大会連続金メダリストの大野将平選手といった柔道界のレジェンドから礼法や技の基本を学びつつ、柔道の楽しさを再認識した。

 

 柔道が好きという気持ちと純粋に楽しむことを大切に、未来に向けて歩む無限の可能性を秘めた子どもたちの熱い気持ちを後押しする取り組みとして2019年にスタート。関西での開催は今回が初めてで、柔道経験者に加え、未経験者も参加した。

 

 イベントでは礼法を学び直したあと、3人が内また、大外刈り、背負い投げの要点を直接指導。相手の姿勢を崩すための手や体の動かし方を参加者同士ペアとなって実践した。続く乱取りでは、習得したばかりの技を使うなどして対戦。抽選で選ばれた参加者が、野村さんらと組み合う姿も見られた。

 

 練習後、野村さんは「好きになった柔道を楽しみながら、これからも張ってほしい」と呼びかけた。

 

 柔道経験約5年の小学3年生、広畑衣壮君(9)=和歌山県田辺市=は「足技、投げ技を五輪メダリストから学びたくて参加した。将来は五輪で金メダルを取りたい」と目を輝かせた。

 

 大和ハウス工業関係者は「教育研修施設のコトクリエは、さまざまな教育イベントを行ってきた。これからも地域に開かれた施設として貢献していきたい」と話した。

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