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奈良県道平原五條線小島工区が開通 「希望ある未来への架け橋に」

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テープカット=テープカットで開通を祝う荒井知事(中央)ら=11日、五條市宇野町

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 奈良県下市町平原と五條市小島町を結ぶ県道平原五條線(延長約10キロ)のうち小島工区(同1050メートル)が11日、供用開始した。開通式には関係者や地元の中学生ら計約50人が参加し、喜びを分かち合った。

 

 片側3メートルの2車線道路で、栄山寺トンネル(622メートル)と高瀬橋(21.5メートル)などで小島町から北進して宇野町の国道24号につながった。全国有数の柿産地から国道24号へスムーズなアクセスが実現。国道168号本陣交差点などの渋滞緩和が期待され、災害時には避難や物資輸送の経路になる。事業着手は2004年で11年の紀伊半島大水害を乗り越えて完成した。事業費約36億円。

 

 式典で荒井正吾知事は「輝きを取り戻す将来の五條市を夢みることができる」と交通網整備の重要性を述べ、太田好紀市長は「待ちに待った開通。地権者や関係者に感謝します」と喜んだ。

 

 また、丸山泰登美・市自治連合会長と市立五條東中学校の生徒会長、稲田和音さんが「希望ある未来への架け橋になってほしい」と期待の言葉を述べた。

 

 式典後、テープカットや関係者車両がパレードする通り初め式などのセレモニーがあり、同中学校吹奏楽部が晴れやかに演奏。地域の子どもやお年寄りも集まり、笑顔で祝った。

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