選手に拍手 完走後押し 折り返し地点 - 奈良マラソン2022
関連ワード:
天理市の折り返し地点では、沿道に多くの市民らが集まり、ランナーに拍手を送るなどして後押しした。
奈良市学園大和町6丁目の会社員、藤奥美夏さん(36)は夫、多磨さん(32)の初マラソンを見守り、「近鉄奈良駅前で見送り、折り返し地点まで来た。完走の後押しをしたい」と祈った。
昨年に続き今年も採用 健康証明バンド
新型コロナウイルス感染症対策として、ランナーの健康状態や行動履歴に問題のないことを証明するリストバンドが、今回も採用された。昨年初導入されもので、幅約1センチの強度の高い合成紙を使用している。
健康チェックエリアで当日の体温、この日までの健康状態に異常がなかったランナーに配布。リストバンドがないと入場できないエリアもあり、ランナーは大会スタッフに手首に巻いてもらうなどして、会場を後にするまで着用していた。
おもてなしの給食 柿の葉寿司や柿もなか
コース上の給水・給食所では奈良の名産品や地元食材を使った給水・給食を提供。天理市中之庄町では石井物産(五條市)の柿もなか、奈良市高樋町では中谷本舗(上北山村)の柿の葉寿司が振る舞われ、ランナーを喜ばせた。
給水・給食所のボランティア初参加の県立商業高校2年の川辺煌希さん(17)は「ランナー一人一人に対して思いやりを持ちたい」、1年の杉本悠輝さん(15)は「ランナーに元気になってもらいたい」と話した。
応援メッセージ並ぶ エール、子どもの絵入りも
奈良市と天理市境にある白川中央通路には、一般から寄せられた応援メッセージが掲げられた。
復路の沿道に掲示され、「みんな楽しんで! 目線も心も前向きに!」「自分の目標に向かってLET● RUN!!!」などとエールの言葉が並んだ。「がんばれ」と子どもが描いた絵入りのものもあった。
ランナーはメッセージに励まされてゴールを目指した。