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感染対策、幾重にも タイム計測を工夫、走行中以外のマスク徹底 - 奈良マラソン2022

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ゴール後、すぐにマスクを着用するランナー=11日、奈良市のロートフィールド奈良

 昨年に引き続き、新型コロナウイルス感染予防対策を取りながらの実施となった「奈良マラソン2022」。ランナーや来場者、スタッフを感染から守るため、何重もの対策を取って、開催に臨んだ。

 

 コロナ禍前は、ランナーの靴に装着した計測チップを使い、スタートの号砲がなってからゴール到着までのタイムを計る「グロスタイム」を採用していた。しかし、この計測方法だと、スタート地点から遠い位置にいるランナーはスタート地点に到着するまでに時間がかかり、早く進もうとするため、密が生じる。

 

 そのため、昨年大会からスタート地点通過時からゴール到着までのタイムを計測する「ネットタイム」に変更。フルマラソンのランナーは18グループに分かれ、順にスタートしていった。

 

 スタート待機場所では、ランナーが前後左右1メートルの間隔を取って整列。昨年は1・5メートル間隔だったが、担当医師と相談し、1メートルに縮小した。これによりスタート待ちのランナーを収容できる数が増えたため、フルは8000人から1万人に定員を増やし、10キロも復活した。

 

 また、レース前の検温や体調・行動管理チェックシートの提示などを求め、走行中以外のマスク着用も徹底した。

 

 奈良マラソン実行委事務局の担当者は「感染の波が来ても確実に開催できるような態勢を整えた」と話していた。

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