マニ車や参道整備 桜井の法栄寺で開眼法要
平和と暮らしの安心祈り
奈良県桜井市橋本の法栄寺でマニ宝塔を囲うマニ車や参道の整備が完了し、6日、開眼法要が営まれた。檀家ら約250人が参列して完成を祝った。
法栄寺は1972(昭和47)年に創立した法華宗真門流の寺院。マニ宝塔(高さ約5メートル)は35年ほど前に十三重の供養塔として建立された。
今回、寺の創立50年を記念して、願いを込めて手で回すことで功徳が得られるというマニ車計28基と参道を整備した。
法華宗真門流の上田日献猊下(げいか)や同寺の木村良勢住職、良格前住職ら僧侶計28人がしたためた法華経の経文を封入した。
法要では宝塔に七宝をおさめた容器を入れた後、木村住職を開眼導師に僧侶ら約20人が約1時間にわたり読経。参列者がマニ車を回した。
法要後、木村住職は「次の100年も寺があるように、何より一般のみなさんが平和で安心して暮らせるように祈願してまいりたい」とあいさつした。