明日香音魂祭に和太鼓集団「倭」 力強い演奏姿、壮観
太鼓フェスティバル「明日香音魂祭(おんたまさい)2022」が22日、奈良県明日香村平田の国営飛鳥歴史公園で行われた。同村を活動拠点に、世界各地で公演を行う和太鼓集団「倭」(やまと)がプロデュースする野外の音楽イベント。
ステージは来年30周年を迎える「倭」の結成当時から人気のオリジナル曲「日向(ひゅうが)」で幕を開け、同村立聖徳中学校の生徒らで結成された和太鼓チーム「聖」(ひじり)や、御所市民の「耀」(かがやき)など4チームが出演し、順番にパフォーマンスを披露。その後、「倭」のメンバーらが登場するとステージの熱気は最高潮に。大勢の出演者が雄たけびをあげて一斉に太鼓を叩く姿は力強く壮観で、客席からは大きな拍手が巻き起こった。
ステージ後半にはスぺシャルゲストのサンプラザ中野くんとパッパラー河合が登場し「倭」との競演で会場を盛り上げた。イベントの最後には世界の平和と来場者の願いを込めた花火が打ち上げられた。
「倭」の小川正晃代表は「この2年あまりコロナ禍で活動が制限されてきたので、ステージで演奏できることが今はなによりうれしい」と語った。