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園児置き去り死を受け、バスクラクション訓練

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送迎バスに取り残されたと想定し、クラクションの鳴らし方を習う園児=18日、宇陀市室生三本松の市立室生こども園

 静岡県牧之原市の認定こども園の通園バス車内で置き去りにされた女児が死亡した事件を受け、宇陀市は18日、同市室生三本松の市立室生こども園(海出友紀子園長)で、園児が車内から助けを求める訓練を行った。来月21日までに六つの市立保育施設に通う計約330人の園児が学ぶ。

 

 この日の訓練には3~5歳児約40人が参加。市教育委員会教育総務課の百瀬友美指導主事(50)が、園児に車内に取り残されたら運転席に移動してクラクションを鳴らし、「助けてー!」と大きな声を出すよう説明。その後、送迎バスを使って方法を教えた。「手で鳴らなかったらお尻や水筒を使って押さえつけてね」とやさしく伝えた。 

 

 市は事故抑止のため、乗降時の人数確認や出欠確認の徹底などを各保育施設に改めて求めた。

 

 訓練後、百瀬指導主事は「まずは、子どもたちにクラクションがあると知ってもらいたい」と話した。

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