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長谷寺─岡寺─壷阪寺、古刹で楽しむ“秋” 10月7日から3カ寺で「もみじ回廊」

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「大和三大観音もみじ回廊」をPRする壷阪寺の喜多執事、岡寺の川俣副住職、長谷寺の生駒書記(右から)=4日、県庁

 日本最古の観音霊場とされる西国三十三所観音巡礼(日本遺産)奈良県内霊場の岡寺(明日香村岡)、長谷寺(桜井市初瀬)、壷阪寺(高取町壷阪)の3カ寺を彩るモミジを巡る「大和三大観音もみじ回廊」があす8日から始まる。夏の「アジサイ回廊」に続く企画で、秋が深まるにつれて色づく紅葉を各寺の宝塔とともに楽しめる。12月11日まで。

 

 壷阪寺は境内に200~300本のモミジがあり、1497(明応6)年再建で国重要文化財に指定されている三重塔や大仏を鮮やかに彩る。

 

 岡寺は、モミジが境内をぐるりと取り囲み、三重塔と参道の辺りは「モミジのトンネル」になる。また、秋限定の刺しゅう御朱印帳も授与される。

 

 長谷寺は、約1000本のモミジが古代から変わることなく続く風景を伝える。本堂から望む五重塔を赤く染める紅葉とつり灯籠は、フォトスポットとして話題を集めている。

 

 各寺ともに期間中の特別拝観も実施中で紅葉の見ごろは11月中旬から12月初旬とのこと。また、各寺特製「もみじ回廊」切り絵朱印を授与(各1000円)。三カ寺の切り絵朱印を納める特製台紙(300円)も販売する。

 

 壷阪寺の喜多昭真執事は「塔と紅葉を中心に風景を楽しみ安らいだ気持ちになっていただけたら」と話している。

 

 問い合わせは、長谷寺、電話0744(47)7001。

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