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無念の現場、冥福祈る - 安倍元首相国葬

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事件現場で花を供え冥福を祈る人たち=27日、奈良市西大寺東町2の近鉄大和西大寺駅北口前

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 安倍晋三元首相の国葬が27日、日本武道館(東京都千代田区)で営まれた。安倍氏が銃撃され、死亡した事件の現場となった奈良市西大寺東町2丁目の近鉄大和西大寺駅北口前では、手を合わせ冥福を祈る人が多く見られた。

 

 

喪服着て花を手にした人が次々に

 

 事件現場では多くの警察官が警備にあたり、国葬が開始される午後2時ごろには喪服を着て花を手にした人が次々に訪れた。献花台の設置はされなかったため、花を供えた人は手を合わせた後、各自で持ち帰っていた。

 

 

事件を風化させず理念を継承

板垣退助先生顕彰会理事長の高岡功太郎さん

 

 安倍氏と同様、演説中に暴漢に襲われた明治時代の自由民権運動の指導者、板垣退助の玄孫にあたる板垣退助先生顕彰会理事長の高岡功太郎さん(48)は、哀悼の意を表すために現場を訪問。「民意を問うための選挙の最中に亡くなったことは民主政治に対する歴史的暴挙だと思う。事件を風化させず理念を継承し、憲法改正に真剣に取り組んでいきたい」と話した。

 

 

「県民として申し訳ない」

「国葬反対などせず静かに送るべきだと思う」

 

 奈良市の自営業、東村淳さん(49)は、事件が県内で起こったことに対しては、「県民として申し訳ない」との思いを口にした。国葬については、「亡くなられた方に弔意を示すのは当然のこと、デモなどの反対運動はおかしい。反対派は多くないと思う」と話した。

 

 天理市の会社員、西田裕亮さん(53)は「平和な奈良で事件が起こったことはショックだった。国葬反対などせず静かに送るべきだと思う。経済政策など、道半ばで無念だったと思うが安らかに眠ってほしい」と安倍氏をしのんだ。

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