政治
針テラス「北館」巡る訴訟、奈良市が和解受け入れ 建築工事会社へ解決金支払い
奈良県の旧都祁村との合併で、2005年に奈良市が引き継いだものの、前事業会社(破産手続きで異時廃止)による土地使用料の未払いや、市に無断で建物の抵当権設定、所有権移転するなど、トラブルが続いていた名阪国道針インターにある道の駅「針TRS(テラス)」(同市針町)について、市は9日、「北館」の所有権移転を求めた裁判で大阪地方裁判所の和解勧告案を受け入れると明らかにした。和解条項案は今月6日に示され、北館における大阪市内の建築工事会社の所有権を認めた上で、来月17日に北館を市に無償譲渡する手続きを開始。市は北館のテナント料(利息を合わせ8月時点で約2億2750万円)を還付請求する。市は解決金として同社に4800万円を支払う。