御所市「防災市民センター」起工式 工事の安全祈り神事
奈良県御所市三室の市民会館跡地で、同市が進める「(仮称)市防災市民センター」の建設事業起工式が7日、市や工事の関係者ら約40人が参列して行われた。来月から造成工事が始まり、2024年1月の供用開始を目指す。
敷地面積は約8445平方メートル。鉄骨造り3階建ての施設は多目的スペース(可動式約500席)や子育て支援室、研修室などを設け、延べ床面積が約5326平方メートル。災害時には施設の各スペースで計千人規模を収容できる避難場所としての機能も併せ持つ。総事業費は約29億9540万円(税込み)。
起工式では神事が営まれ、参列者は工事の安全などを祈願。東川裕市長は「災害避難時の生活拠点となるほか、備蓄品の大規模倉庫を備え、対策会議や応援の受け入れなど災害対応の拠点となることを期待。また普段から親しみをもって集える施設になるよう計画している」とあいさつした。