奈良マラソン12月11日に開催、10キロ復活し定員1万2000人に
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奈良マラソン実行委員会の本年度第1回総会が7日、奈良市法華寺町の奈良ロイヤルホテルで開かれた。今年の大会は12月11日の1日のみの開催とし、マラソンと10キロ種目を実施することを承認した。10キロの開催は3年ぶり。新型コロナウイルスの感染状況が見通せない中、コロナ禍前の規模(3キロジョギング含め3種目で計1万7500人)には戻せないものの、昨年は8000人だったランナーの定員を計1万2000人に引き上げる。
大会は奈良市鴻ノ池運動公園を主会場に開催。定員はマラソンは1万人(奈良県民枠2000人、一般枠8000人)、10キロは2000人とする。参加費は定員の減少や物価高騰の影響などが見込まれることから、マラソンは1万3000円(コロナ禍前は1万円)、10キロ種目は高校生3500円、一般5500円に設定した。
6月下旬に募集要項を発表し、7月下旬からインターネットサイトで先着順に申し込みを受け付ける。
飲食や物販ブースが並ぶ人気のエキスポは「いまだ、飲食に伴う感染リスクは高い状況」として開催しない。
コロナ対策は昨年と同様、ワクチン接種を推奨した上で大会前の一定期間、体調、行動管理をしてもらい、競技当日に確認する。
また、大会を支えるボランティアについて高校生が参加する場合は交通費を支給する。大会には毎年4000人以上のボランティアがかかわっているが、高齢化が課題となっており、高校生も参加しやすいように交通費の支給を決めた。