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ユネスコとなら国際映画祭 奈良で文化交流プログラム開会式

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プログラムに参加する若手映像作家10人と河瀬さん=1日、奈良市西九条町4のコトクリエ

 ユネスコ(国連教育科学文化機関)となら国際映画祭が共催する文化交流プログラム「Grand Voyage with Africa(グランボヤージュ・ウィズ・アフリカ)」の開会式が1日、奈良市内であった。アフリカと日本の10人の若手女性映像作家が2週間、奈良に滞在し、ドキュメンタリー作品を制作する。完成した作品は9月の同映画祭で上映する。

 

 アフリカの女性映像作家の地位向上を目的に開催。568人の応募者から選ばれたブルキナファソ、ケニア、ナイジェリア、セネガル、南アフリカのアフリカ5カ国の9人と日本の1人が参加し、大和ハウスグループ「みらい価値共創センター“コトクリエ”」(奈良市西九条町4)を拠点に作品を制作する。今月12日にプログラムの成果報告を行い、帰国後に作品を仕上げる。

 

 ユネスコ親善大使で同映画祭エグゼクティブディレクターの河瀬直美さんが2019年8月に日本で開かれた「第7回アフリカ開発会議」のサイドイベントに招待されたのをきっかけに立ち上がったプログラム。新型コロナウイルスの感染拡大で2年延期となっていたが、実現にこぎつけた。

 

 開会式で河瀬さんは「みなさんが持つ文化はリスペクトすべきものであり、それを映像で発信することはすばらしいこと。私はユネスコ親善大使として、作品を発表する場、つなげる役割を果たしたい」と述べた。 南アフリカのオクレ・ジョゾブさんは「アフリカには痛みのある歴史があり、女性は被害を受けてきた。このプロジェクトは女性を対象にしており、意義がある。ここでの経験をそれぞれの国に持ち帰り、女性が花開けるようにしたい」と話していた。

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