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ツバメの“アパート”子育て真っ最中、生駒のビル

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大きく育ち巣立ちも近づいた1回目のヒナ=17日、生駒市元町1のグリーンヒルいこま

 奈良県生駒市元町1丁目の商業ビル「グリーンヒルいこま」で、今年も多くのツバメが飛来し子育ての真っ最中。近鉄生駒駅や生駒ケーブル鳥居前駅とつながる同ビルの3階通路。一つのテナントに四つの巣があるなど、この通路では合計20個以上の巣で子育てが行われ、まるでツバメのアパートに。

 

 3階通路など、巣の下には「ツバメのトイレ」と書いた新聞紙を敷いた箱を設置。また、清掃員もティッシュで糞(ふん)を一つ一つ掃除。近くに住む中学生が5年間にわたりツバメの観察をするなど、多くの人の愛情で育っている。

 

 同ビルテナントで作る「グリーン会」の沢村章男会長(63)は「2、3回卵を生み夏の終りに巣立っていくツバメ。巣がすべて空になると『ありがとうございました。みんな巣立ちました』と看板を立てるんです」と優しく話す。

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