社会
近鉄の観光特急「あをによし」運行 奈良駅でセレモニー、子どもらが歓迎
大阪、奈良、京都の三都をつなぐ近鉄の新しい観光特急「あをによし」(4両編成)が29日、運行を開始した。運行開始を記念し、奈良市の近鉄奈良駅でウェルカムセレモニーがあり、地元の子どもたちが歓迎した。
昨年引退した近鉄の特急列車「新スナックカー」をを改造した車両を使用。「あをによし」は奈良にかかる枕詞で、奈良の都の美しさをイメージして名付けられた。車両外装は聖徳太子が制定した「冠位十二階」で最上位とされた紫色で、正面のエンブレムは正倉院宝物にも使われている吉祥文様花喰鳥(はなくいどり)をデザイン。また、各所に正倉院の宝物をモチーフにした天平模様があしらわれている。