【動画あり】作物37種の出来占う 奈良・登彌神社で「筒粥祭」
奈良市石木町の登彌(とみ)神社で1日早朝、今年の農作物の出来を占う伝統行事「筒粥祭(つつかゆさい)」があった。
同祭は小豆やコメとともに青竹の筒37本を釜で炊き、炊き上がった際に竹筒内の小豆とかゆの入り具合を見て、コメや野菜、果物など作物37種の出来を占う。
奈良市大和田町と石木町、大和郡山市城町の氏子総代らが竹筒を一本ずつ小刀で割り、各作物を「上上」から「下下」までの格付けで判定。参拝者に結果を告げていった。
占いではダイコンやゴボウ、サトイモなどが「上」。ただコメの各品種をはじめ全体的には「下」も多く、嶋木洋一宮司(79)は「占いの結果は予想ではなく神様のお諭し。それだけ頑張れと励ましをいただいているということです」と話した。