政治
「第6波」に備えたい 奈良県が年内最後の庁議
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県は27日、年内最後の庁議を開き、部局長級の幹部ら約20人を前に荒井正吾知事が訓示。令和3年の県政を振り返り、新型コロナウイルス対策に取り組んだ職員や医療従事者を慰労するとともに、新年に向けてさらなる奮起を求めた。
荒井知事は「前年に引き続き、令和3年もコロナ対策に明け暮れた1年間だった」と総括。その上で「医療を守ることと、県民に感染防止行動を促すことが県の大きな役割。基本をしっかり確認し、緊急の事態や懸念される『第6波』に備えたい」と訴えた。
また県政の将来展望について「来年はリニア中央新幹線の奈良市付近駅設置まで15年となる。15年後は決っして遠い先ではない」と指摘。同事業と並行して県の大規模広域防災拠点や道路網、鉄道網の整備も進むと話し「皆さんがこれまで努力し、仕込んできた事業が結実していく。成果を楽しみに、15年後を目指してさらに取り組みを進めてほしい」と呼び掛けた。