政治
国スポ主会場で「全部交換案」を断念 奈良県知事
令和13年に県内での開催が内々定している国民スポーツ大会(国スポ=国体)の主会場整備に向け、県立橿原公苑と橿原市営橿原運動公園を全部交換する案について、荒井正吾知事は26日、定例記者会見で断念することを表明した。今後は県立橿原公苑や磯城郡内に新設する陸上競技場を軸に会場のあり方を再検討する。
国スポをめぐっては、県と橿原市が約2年前から県立橿原公苑と市営橿原運動公園を交換して、橿原運動公園での主会場整備を目指し協議を進めてきた。県は今年8月、施設のすべての交換を前提として、市の考えに沿った施設の整備や市の財政負担の軽減などを盛り込んだ案を市に出していた。