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教育

朝学習のすすめ - 10億件のデータが教える算数・数学の学習法(7)

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 「算数・数学」の効果的な学習法について、人気の学習指導者・今木智隆氏が紹介する全12回の連載コラム。7回目は、朝学習による効率的な学習法についてです。

 

 

 

今木智隆(いまきともたか)


RISU Japan株式会社代表取締役。1979年京都府生まれ。東大寺学園中学校・高等学校、京都大学大学院エネルギー科学研究科修了。デジタルマーケティングのコンサルティングを経て、2014年RISU Japan株式会社を設立。タブレットを利用した幼児から小学生向け算数教材で、のべ10億件のデータを収集し、より学習効果の高いカリキュラムや指導法を考案。国内はもちろん、シリコンバレーでもハイレベル層から、算数やAIの基礎知識を学びたいとオファーが殺到している。著書に『10億件の学習データが教える 理系が得意な子の育て方』(2019年 文響社)。

 

 

 みなさんは朝型ですか? それとも夜型ですか?

 

 子どもが夜遅くまで勉強に励んでいたら「えらい!」と褒めたくなるかもしれません。ついつい夜食を出してあげたり、ねぎらいの言葉をかけたり……。

 

 私も夜型の人間だったので、そんな思い出がありました。受験生だった頃、夜まで頑張っていると、母親が日頃の食卓にはのぼらないチキンラーメンを出してくれるのです。それがうれしくて、いつも夜遅くまで勉強を頑張っていました。

 

 でも実は、夜更かし型の子どもは、朝型に比べてとっても効率が悪いのです。思い当たる方は、深夜の勉強はすぐに止めさせたほうがいいかもしれません。

 

 あるデータによると「朝型の子」を100とした場合、「夜更かし型の子」は学習スピードが73、継続力が48にまで落ちるという残念な結果が出ています。勉強に取り組む時間帯が遅くなるにつれて、「学習理解のスピード」も「学習の継続期間」も下がっていくわけです。つまり、夜更かし型の子の勉強は、効率が悪く長続きもしないということなのです。

 

 これは、一体どうしてなのでしょう。

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