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落慶へ天平の響き - 釣り鐘掛け替え/薬師寺

33年ぶりに「天平の鐘」が掛けられた鐘楼=19日、奈良市西ノ京町の薬師寺 拡大

 奈良市西ノ京町の薬師寺で19日、釣り鐘の掛け替えが行われ、奈良時代の釣り鐘が33年ぶりにお目見えした。来年に迫った東塔(国宝)大修理の完成を記念したもので、除夜の鐘を含め、来年5月中旬まで使用される。釣り鐘は高さ約2メートル、口径1・3メートル。縦に長さ94センチの亀裂があり、「西ノ京破れ鐘(われがね、やぶれがね)」として知られる。これまで宝物庫に収められていた。

 この日は宝物庫から出された釣り鐘がクレーンを使って鐘楼に掛けられ、正午の試し突きでは「グワン」と高い音を響かせた。

 同寺の「縁起」によると、創建当初の釣り鐘は973年の火災で焼失。1003年に興福寺別院の建法寺(大和郡山市、廃寺)の鐘を掛けたといい、毎年春の修二会花会式の期間だけ突かれていた。建法寺は奈良時代にはあったとされる。

 現在の釣り鐘は昭和51年の金堂落慶に合わせて新鋳。毎日朝夕5時に各5回突いて時を知らせている。

 松久保伽秀執事は、「1300年の歴史ある東塔の落慶を1300年前の鐘で迎えたい」と話した。

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