社会
資金難で無期限運休 - 今秋の代替交通確保も「不透明」/吉野山ロープウェイ

昨年4月に事故を起こして運休し、7月末の運行再開を目指していた吉野町の「吉野山ロープウェイ」が、無期限で運休することが10日、分かった。従業員にバスを無免許運転させたとして逮捕された前社長に代わり、元社長の内田英史氏(72)が運営会社のトップに就任、再開に必要な修理費の資金調達に着手しているが、難航している。奈良新聞の取材に内田社長は、今後の見通しについて「桜を楽しみにしている人のために手を尽くしたい」としたが「運行再開は白紙の状態」と説明した。
▽バス無免許運転の不祥事
ロープウェイを運営するのは吉野大峯ケーブル自動車(吉野町)。内田英史氏は創業者である父・政男氏の後を継いで社長を務め、平成22年に退任。しかし3代目社長となった娘婿の恭氏(43)は、今春に無免許の男性に路線バスを運転させたとして道路交通法違反容疑で逮捕。略式起訴され五條簡裁から罰金35万円の略式命令を受けた同氏は社長を辞任、退社した…
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