社会
郡山城 天守台展望施設が完成 - 殿様気分で一望/一般公開開始
大和郡山市が整備していた郡山城天守台展望施設の完成記念式典が26日、同市城内町の同城跡で開かれた。同日に始まった「第57回大和郡山お城まつり」(市観光協会など主催)に合わせて一般公開も開始。展望デッキ(標高約80メートル)からは平城宮跡などの奈良市中心部のほか、西側には矢田丘陵や二上山を望むことができる。
市は4年前から整備事業に着手。平成26年の発掘調査で、金箔(ぱく)を使用した瓦が出土し、天守が16世紀末の豊臣政権期に築造されたと判明。市は崩落の危険性があった石垣を修復していた。
式典には、市や県の関係者のほか、来賓として地元、衆院県2区選出の高市早苗総務相らが出席。テープカットで完成を祝った。
上田清市長はあいさつで、「(天守台に)夢と自信を持って、おもてなしの心でお迎えしたいと思う」と力を込めた。
展望施設の利用時間は4~9月が午前7時から午後7時まで、10~3月は同5時まで(お城まつり期間中は同9時まで)。
完成記念イベントとして、4月2日午後2時から地元小学生が修羅と呼ばれる木製の台に巨石を乗せて転がして運ぶ「修羅引き」を実施。同22日には、天守台で結婚式や金婚式を行う「結びの祝典」を開催する。
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