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感染症法上の位置付け変更決定でコロナ対…

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 感染症法上の位置付け変更決定でコロナ対策が大きな転換点を迎えた。正しいリスク管理のもとで日常を取り戻す「ウイズコロナ」の始まりだ。

 

 現行の2類から5類感染症に変われば行動制限がなくなり社会や経済活動が回復。また発症時も診察、治療を受けられる医療機関が増える。

 

 一方、引き続き悪質な変異株の出現などに備える必要があるし、医療費の公費負担の扱いなども課題。併せて身近なところではマスクの着用をめぐる判断にも関心が集まっている。

 

 政府は3月13日以降、高齢者施設などマスクが有効な一部の場所を除き、屋内も含めて着用する、しないの判断を個人に委ねるとしている。

 

 学校には新年度から新たな基準を適用してもらう方針だが、卒業式は先行実施。奈良市も先日の対策会議で式典では児童生徒や職員、保護者にマスク着用を求めない通達を示した。

 

 感染拡大から3年。すっかりマスク慣れして屋外でも着用を欠かさない人も多く、トラブルが心配だが、大切な日を素顔で迎えられる喜びも。互いの意思を尊重し合ってコロナ禍からの門出を祝いたい。(松)

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