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国原譜

村社会のなかで掟(おきて)や慣習を破っ…

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 村社会のなかで掟(おきて)や慣習を破った者に対して、村八分の制裁行為が行われたという。戦後も裁判沙汰になった例がいくつもある。

 

 村全体で絶交されるのだから、生活が立ち行かなくなる。そんな大げさでなくとも、今でも地域や職場、学校などでも似たようなことが繰り返されている。

 

 「八分」というから残り「二分」は制裁しないという。その二分とは、葬式と火事だ。葬式に参列し手伝いもする。火事は延焼を防ぐために消火活動をする。

 

 村八分に問題があるにしても、葬儀と火事は別だという考え方に一理あると思えたし、昔から、そんな意味らしいと理解していた。なぜその言葉が気になったのか。

 

 例の安倍元首相の国葬問題で、意見が分かれ、招待を受けた政党の党首が会見で欠席発言をするなど、その異常さが気になった。外国の要人が弔問に訪れるのにだ。

 

 どんなに許せない相手でも、村八分の社会であっても、葬儀となれば別という、そんな考えにはならないらしい。インターネットで欠席宣言した国会議員もいるが、それぞれの意思で行動したらいい(治)

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