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国原譜

音楽はその時聴いて楽しむだけのものでは…

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 音楽はその時聴いて楽しむだけのものではない。長い時間たっても、心に刻まれている何かがある。4月と5月に二つの記念コンサートを聴いて、その思いが一層深まった。

 4月17日は地元、奈良フィルハーモニー管弦楽団の第50回定期演奏会が奈良市であった。新進気鋭の粟辻聡さん指揮の充実した演奏からは、25年50回の積み重ねが感じとれた。

 大都市圏ほどクラシック音楽愛好者人口がなく、大きなスポンサーも乏しい奈良の地で定期をこれほど長く続けることができたのも、団員の情熱と友の会会員の支援があればこそだろう。

 5月は音楽バンド、チューリップの50周年コンサートが大阪で。「心の旅」「虹とスニーカーの頃」など往年のヒット曲は時代を超えて親しまれている。

 会場は彼らの歌で青春を過ごした中高年の男女で満員。リーダーの財津和夫さんが「同窓会ですね」と。他人同士がこういう時を過ごせるのも音楽の持つ力ではないだろうか。

 ムジークフェストならが15日に開幕する。数多くのコンサートが開かれ、音楽プラスアルファが期待できる。(栄)

 

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