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国原譜

令和3年の紙の出版物(書籍と雑誌の合計…

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 令和3年の紙の出版物(書籍と雑誌の合計)の推定販売額が1兆2080億円だったことが出版科学研究所(東京)の調査で分かった。書籍は児童書などが好調で、2・1%増と15年ぶりに増加に転じた。

 

 昨年上半期はコロナ禍による「巣ごもり需要」が続き、子ども向けの本や参考書、語学・資格関係の本の売れ行きが好調でプラスに。

 

 だが、下半期は感染状況が落ち着きマイナスに。活字離れは、なかなか止められない現状がある。

 

 JR奈良駅直結の駅ビルにある喜久屋書店(奈良市三条本町)が、30日で閉店する(25日付3面既報)。会社帰りによく利用していただけにショックだ。仏像や記紀万葉など、奈良関係のコーナーも充実していただけに残念。

 

 10年のテナント契約の満了、コロナで駅の利用者が減少し、客足が減ったことなどが閉店の理由のようだ。他にも雑誌の売り上げが17年連続で減少(前出の統計)していることなども響いたのではないか。

 

 近鉄奈良駅北側にあった老舗・豊住書店の、昨年10月の閉店に続き“知の砦(とりで)”が、また一つ消えてしまう。(恵)

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