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国原譜

いくつもの涙を見た。青春の日々を懸けて…

 いくつもの涙を見た。青春の日々を懸けて臨んだ五輪で、勝者も敗者もその思いが言葉ではなく涙となった。その姿を見て涙した。

 1年延期され、さらに中止を求める声があったなかで、開催された東京五輪が幕を閉じた。全体の評価はもう少し時間が必要だが、無事に終えたことを喜びたい。

 獲得したメダルの数は金が27、銀14、銅17の計58個という過去最高の成績を残した。当初の予想を越えた選手の活躍ぶりに、連日のテレビ観戦も楽しめた。

 とくに前半の柔道でのメダル量産がはずみをつけ、暗いイメージで開幕した大会を盛り上げた。期待通りの活躍もあれば、期待に押しつぶされたと思える選手もいた。

 開催の有無を気にしながら、日本代表として、練習に励んできた選手の皆さんに、「ご苦労様、そしてコロナで滅入っている私たちに勇気と希望をありがとう」と言いたい。

 次はパラリンピックだ。これ以上感染者を増やさぬよう、互いに努力し、成功させたい。コロナ禍の五輪で考えさせられ、得たものを生かしたい。そして、あす10日から甲子園大会も始まる。(治)

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