特集奈良の鹿ニュース

国原譜

人に会えば新型コロナウイルスの話題があ…

 人に会えば新型コロナウイルスの話題があいさつ代わりになる。連日、30人を超す感染者が発表され、危機意識を持たざるを得ない。

 東京や大阪など大都市の人数に比べれば少ないが、人の動きが感染を拡大している。県内在住で大阪府内の「会社員」「自営業」「学生」などの発表が相次いでいる。

 荒井正吾知事が「大阪市での買い物や飲食を控えてほしい」と要請したのももっともだ。ただ感染経路が分かっても、どのような状況だったのかを知りたい。

 どうしても人に会わなければならないこともあるし、会食の機会もある。感染した人の多くは、流行語大賞になった「3密回避」を守らなかったのではないか。

 相手との一定の距離を保たず、正面を向き合ったまま、大きな声を出していたとしか思えない。三密回避は県内でも職場や学校、各家庭で実践しているはずのことだ。

 そんな中で、厚生労働省が10代の女性が亡くなっていたと発表した。修正されたようだが、これまでは高齢者ばかりが危ないとされてきた。どの世代も決して油断してはなるまい。(治)

特集記事

人気記事

  • 奈良の逸品 47CLUBに参加している奈良の商店や商品をご紹介
  • 奈良遺産70 奈良新聞創刊70周年プロジェクト
  • 出版情報 出版物のご購入はこちらから
  • 特選ホームページガイド