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国原譜

秋の交通安全県民運動が展開されている。…

 秋の交通安全県民運動が展開されている。事故撲滅への取り組みが各地で行われているが、今回よく目にするのが信号機のない横断歩道での車の歩行者保護だ。

 道交法では、横断歩道の手前での減速や、横断しようとする人がいる時は一時停止が定められている。ただし、きちんと守られていない実態がある。

 昨年の日本自動車連盟(JAF)の調べでは、信号機のない横断歩道での一時停止率の全国平均は17・1%。県はさらに低く16・1%にとどまる。

 近年さまざまなメディアで順守が呼び掛けられ、本欄でも以前取り上げたことがある。警察も取り締まりを強化しているようだ。

 県内ドライバーの意識も高まっているはずだが、自車が一時停止していても対向車線の車が減速もせず通過していく経験が何度もある。横断歩道を渡るのか否か、分かりづらい場合もあるのだが。

 今運動では事業所、団体の横断歩行者保護宣言を通して安全運転の普及が図られ、一般への広がりも期待されている。命の大切さがあらためて見つめ直されている今年。余裕のある運転をともに心掛けたい。(智)

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