国原譜
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、…
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、10月に鹿児島県で予定されていた第75回国民体育大会と第20回全国障害者スポーツ大会の延期が決まった。国体の延期は史上初だ。
国体などを目標にしてきた選手たちの落胆は察するに余りある。しかし、全国から約2万人の選手らが集まる大会は感染拡大のリスクが高く、延期はやむを得ないだろう。
問題は延期の時期。鹿児島県は1年程度の延期を希望するが、来年以降の開催地への影響もあり開催時期は未定だ。
各都道府県の持ち回りの国体は開催地の負担が重い。仮に1年ずつ開催地をずらせば、後続もコスト増が確実で調整は難航しそうだ。
10年後をめどに2回目の誘致を目指す本県もひとごとではない。当初4月の予定だった国と日本スポーツ協会への要望書提出も延期になっている。
ただ、県が国体の主会場を想定した県営の橿原公苑と橿原市営の橿原運動公園の敷地交換によるスポーツ施設再整備案についての本格的な議論もこれから。今回の国体延期で生じる時間の余裕を生かし、より良い大会を目指してほしい。(法)
国体などを目標にしてきた選手たちの落胆は察するに余りある。しかし、全国から約2万人の選手らが集まる大会は感染拡大のリスクが高く、延期はやむを得ないだろう。
問題は延期の時期。鹿児島県は1年程度の延期を希望するが、来年以降の開催地への影響もあり開催時期は未定だ。
各都道府県の持ち回りの国体は開催地の負担が重い。仮に1年ずつ開催地をずらせば、後続もコスト増が確実で調整は難航しそうだ。
10年後をめどに2回目の誘致を目指す本県もひとごとではない。当初4月の予定だった国と日本スポーツ協会への要望書提出も延期になっている。
ただ、県が国体の主会場を想定した県営の橿原公苑と橿原市営の橿原運動公園の敷地交換によるスポーツ施設再整備案についての本格的な議論もこれから。今回の国体延期で生じる時間の余裕を生かし、より良い大会を目指してほしい。(法)