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国原譜

新型コロナウイルス感染拡大で「自粛」が求…

新型コロナウイルス感染拡大で「自粛」が求められ、社会全体にストレスが広がっている。人々が心の平安を保つため信仰の役割は大きいが、宗教施設も拝観停止や行事の自粛を余儀なくされている。

 緊急事態宣言の延長を受け、県内でも興福寺や法隆寺などが主要伽藍(がらん)の拝観停止を延長。唐招提寺は19日の中興忌梵網会を法要のみとし、恒例の「うちわまき」も関係者だけで行う。

 県の休業要請に宗教施設は含まれない。しかし、県境を越えて多くの参拝者が集まれば、感染拡大につながりかねない。

 こうした中、東大寺は先月からオンラインで大仏の24時間生中継を開始。新薬師寺などが参加する西国四十九薬師霊場会でも2日、感染終息を願う法要を配信した。

 自宅から祈りを捧げる新たな参拝の形として注目されるが、高齢者らIT機器に不慣れな人はどうすればよいのか。課題も残る。

 県内寺院では拝観再開を求める電話も多いという。今後も経済の悪化で厳しい状況に追い込まれ、信仰に拠り所を求める人は増えるだろう。祈りにまで自粛を求められない。(法)

 

 

 

 

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