国原譜

 座右の銘は「和顔愛語」だった。仏典にある、おだやかな顔と、やさしい言葉を意味している。まさにその言葉通りの人柄だった。

 奈良大学理事長の市川良哉先生が亡くなった。昨年も数回お会いしていただけに、病魔に侵されていたとは思わなかった。突然の訃報にただただ驚いた。

 龍谷大学の院生の時に、生徒は無月謝、先生は無報酬という、故・薮内啓治郎が創設した、今の奈良大付属の前身である正強高校から誘われ、卒業してから、国語の教師を務めた。

 天理市のお寺で生まれたため、早世した父親の跡を継いで住職でもあった。その後、大学創設に関わり、開学後は宗教学や哲学を教えてきた。

 昨年50周年を迎え、式典の中で感慨深そうな市川先生を見た。わが社も記事審議委員会の会長にもなっていただき、地方紙の在り方について有益な意見をたくさんいただいた。

 いつでも笑顔でやさしい言葉をかけていただいたが信念の人を感じた。今の御所市のごみの不法投棄問題などは、「徹底して追及せよ」と言ってくれるに違いない。市川先生ありがとう。合掌。(治)

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