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国原譜

五輪イヤーが幕を開けた。4月には聖火ラ…

 五輪イヤーが幕を開けた。4月には聖火ランナーが2日間にわたって県内を駆け抜ける。県民が自国開催の五輪を肌で感じる貴重な機会だ。

 先月発表された県募集のランナーは39人。11歳から上は79歳まで、志望動機には聖火に託すさまざまな思いがつづられていた。元プロ野球選手などのアスリートもいれば、医師を目指して勉強中の大学生、吉野の山林を守り続ける林業家もいる。

 最高齢の吉岡節子さんは、桜井市で制服の販売店を営み、80歳の集大成として聖火をつなぐ。

 前回の東京五輪に水泳選手として出場した東美代子さんもランナーの一人だ。現在73歳。20年ほど前に交通事故で瀕死(ひんし)の重傷を負い、一時は「もう歩けない」と言われたが、リハビリを続けて乗り越えた。

 二度目の東京五輪に聖火ランナーとして名を刻む気持ちはどれほどだろう。リハビリを支えたのは、ともに五輪に出場した水泳選手らの励ましだった。

 県内の聖火リレーは193区間で、スポンサー枠などが順次発表される。聖火に託された思いを共有し、沿道の声援と共に全国に届けたい。(増)

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