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国原譜

大学病院というと、医療について安心感が…

 大学病院というと、医療について安心感があるものの、個人的には近寄りがたいとの先入観があった。小説「白い巨塔」のイメージをひきずっているのかも知れない。

 ところが、わが県立医科大学は、付属病院に親近感を抱いてもらえるような取り組みを行っている。現在、開催中の「パジャマdeおめかし!写真展」もその一つだ。

 入院患者や通院患者らにモデル参加を呼び掛けた。撮影会は、プロのスタイリストが女性はもちろん、男性にも化粧をほどこし、おしゃれなパジャマなどを提供した。

 「入院中でも美しく楽しく過ごすことで、ストレスを軽減し、回復も促進できる」のが狙い。参加者からは「明るい気持ちで過ごせる」と好評だ。

 超高齢化社会を迎え、ほとんどの人は、病院でお世話にならなければならない。通院や入院は、どうしても心が重くなる。前向きになれるような病院の雰囲気づくりが大切だ。

 考えてみれば、家庭内でのパジャマ姿は見る人が限られているが、入院すればより多くの人の目に。病院では「パジャマでおしゃれする文化」が根付くかも。(栄)

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