国原譜
2020年東京五輪・パラリンピックの開…
2020年東京五輪・パラリンピックの開幕まで1年を切り、両大会の代表選考も活発化している。驚くのはパラリンピック関連報道の充実ぶりだ。
自国開催との要因はある。それにしても競技内容の紹介はもとより有力選手のドキュメント、代表選考競技の報道、中継など目にしない日がない。
質の点でも従来とは比較にならない。競技の奥深さ、競技者の内面に鋭く切り込んだ内容も少なくなく、多様な年齢層に届ける工夫もされている。
競技者の姿勢と周囲の理解、社会の変容などでパラリンピックが参加することから、より高みを目指す競技の場へと変化したことも理由だろう。前回ブラジル・リオ大会での日本選手の活躍、テレビ放送増も理由に違いない。
ただ一方で、選手の競技環境が十分でない課題は残ったまま。本当の遺産として後世に伝え、発展させるには、市民がパラ競技をさらに身近に感じられる取り組みも必要だ。
県内でも橿原市などで大会ホストタウンとしての活動が見られ始めた。他の県内ホストタウンともどもパラ競技を体感できる企画にも期待したい。(智)
自国開催との要因はある。それにしても競技内容の紹介はもとより有力選手のドキュメント、代表選考競技の報道、中継など目にしない日がない。
質の点でも従来とは比較にならない。競技の奥深さ、競技者の内面に鋭く切り込んだ内容も少なくなく、多様な年齢層に届ける工夫もされている。
競技者の姿勢と周囲の理解、社会の変容などでパラリンピックが参加することから、より高みを目指す競技の場へと変化したことも理由だろう。前回ブラジル・リオ大会での日本選手の活躍、テレビ放送増も理由に違いない。
ただ一方で、選手の競技環境が十分でない課題は残ったまま。本当の遺産として後世に伝え、発展させるには、市民がパラ競技をさらに身近に感じられる取り組みも必要だ。
県内でも橿原市などで大会ホストタウンとしての活動が見られ始めた。他の県内ホストタウンともどもパラ競技を体感できる企画にも期待したい。(智)