特集奈良の鹿ニュース

国原譜

県内に初めて光化学スモッグ注意報が発令…

 県内に初めて光化学スモッグ注意報が発令されたのは昭和47年9月3日だった。県内の人口が右肩上がりに増えていた時期で、同じ年に平城ニュータウンの入居が始まり、翌年には県人口が100万人を突破した。

 自動車の排気ガスなどの成分が太陽光線による化学変化で人体に悪影響を及ぼす。目や喉に痛みが出るだけでなく、重症の場合は手足のしびれや呼吸困難を伴う。

 小学生の頃、夏休みに光化学スモッグの注意報が発令されると校舎の垂れ幕の色で知らされ、学校プールの開放が中止になった。

 県は光化学スモッグが発生しやすい5月から9月にかけて緊急連絡体制を敷いており、昨年の期間中は予報7回、注意報3回だった。

 雨続きの夏の終わりとなったが、気象庁の予報では、しばらく気温の高い日が続く。日差しが強く、山にかすみがかかったように見える日は要注意。

 9月は消費税率10%へカウントダウンの月でもある。軽減税率の対象やキャッシュレス決済のポイント還元など、税率引き上げに残るもやもやは、一日も早く解消できるようにしてほしい。(増)

特集記事

人気記事

  • 奈良の逸品 47CLUBに参加している奈良の商店や商品をご紹介
  • 奈良遺産70 奈良新聞創刊70周年プロジェクト
  • 出版情報 出版物のご購入はこちらから
  • 特選ホームページガイド