国原譜

 人の歩く速度は成人男性で1分間に70~90メートルほどといわれる。もちろん年齢によって異なるが、車ならアクセルひと踏みで済んでしまう。

 交通の流れを気にせず速度を自由に調整でき、地域の魅力をじっくり味わうならやはり自転車。県立大の学生が発案した「奈良スタディサイクリング」の実行委員会が発足した。

 中高生と案内役の大学生がチームを組み、宇陀・吉野・五條・橿原の約80キロを2日かけて自転車で走る。途中、農産物の収穫を体験したり、地元の歴史に耳を傾けることを想定している。

 県立大3年で実行委員長に就任した天野光生さんが話す通り、自転車は地域を「面」で見ることができる。目的地を点で結ぶ車との違いがそこにある。

 住民との交流はもちろん、木々の匂いをかいだり風を感じて走る2日間は、若者の心に強い印象を残すだろう。ペダルをこいで山を進めば、道路事情など地域の課題も見えてくるに違いない。

 暮らすがゆえに気付きにくいと言われる奈良の魅力。その発見を通じて将来の地域づくりを担う人材が育てば、スタディの意義はさらに深まる。(増)

▼ 記事の詳細は本紙をご覧ください

購読のお申し込み

ウェブ限定記事

よく読まれている記事

  • 興福寺中金堂再建記念 現代「阿修羅」展 図録
  • 奈良遺産70 奈良新聞創刊70周年プロジェクト
  • Tour guide tabloid COOL NARA
  • 奈良の逸品 47CLUBに参加している奈良の商店や商品をご紹介

奈良新聞読者プレゼント

ボートレーサーの魅力伝えるカレンダー

プレゼント写真
提供元:ボートレース振興会
当選者数:20人
  • 奈良マラソン
  • 出版情報 出版物のご購入はこちらから
  • バナー広告のご案内
  • 奈良新聞シニアクラブ
  • 奈良新聞デジタル
  • ならリビング.com
  • 特選ホームページガイド
  • 奈良新聞社 採用情報
  • ならどっとFM78.4MHzのご紹介