国原譜

 北方領土返還をめぐり「戦争しないと、どうしようもなくないですか」と発言した丸山穂高衆院議員。与野党からも批判の声が上がった。

 憲法9条に「日本国民は、…国権の発動たる戦争と、武力による威嚇(いかく)又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」とある。

 素直に読めば、丸山氏の発言は憲法違反だとしか思えない。同氏が所属していた日本維新の会が、素早く同氏を党除名処分とした見識は評価されるべきだ。

 国会で辞職勧告決議またはけん責決議となるかどうかは別として、自民、公明両党が「平和主義に反し、国益を大きく損なった」とするのも当然だ。

 大切なのは憲法の精神についての理解ではないか。昭和20年8月に幕を閉じたあの戦争での敗戦から日本国民が学んだ大きな成果が憲法9条だと見たい。

 戦争(戦闘)の現場に巻き込まれ、10代の学徒の多くが犠牲となった沖縄戦。戦後にまとめられた記録「みんなみの巖のはてに―沖縄の遺書」を読むと、同氏の観念的・空想的な戦争理解がうかがえる気がするが、どうか。(北)

 

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